エリアガイド · 台北
🇹🇼 台北
夜市の鉄板、永康街の小籠包とかき氷、大稻埕の老舗菓子。夜の食べ歩き・昼の名店街・朝の問屋街——性格の違う3ルートで、台湾の首府・台北の食の幅をひと通り歩く。
夜市と小吃——台北の食の芯
台北の食を一言で言えば「小吃(シャオチー)」——少しずつ食べる、街角の一皿の文化です。その舞台が夜市です。日が暮れると通りに屋台が並び、鶏排や生煎包、蚵仔煎(牡蠣オムレツ)、臭豆腐、かき氷までが、片手で、あるいは路上の椅子で次々と食べられます。台湾の食は、17世紀以降に大陸の福建・広東から渡ってきた移民の料理を土台に、戦後に中国各地から来た人々の味、そして1895年から半世紀続いた日本統治の影響が層になって重なっています。魯肉飯や牛肉麺、麻糬(大福に近い餅菓子)まで、その混じり合いが台北の一皿ににじんでいます。安くて、量があって、飾らない——それが台北の食の芯です。
三つのルート
このサイトの台北は、性格の違う三つのルートに分けてあります。まず士林夜市——台北最大の夜市で、慈諴宮という媽祖廟の門前から発展した、夜の食べ歩きの中心です。巨大な鶏排、生煎包、チーズじゃがいも、締めの雪花冰まで、若者向けの安くて賑やかな屋台食が軸になります。次に永康街——東門駅そばの落ち着いた通りで、鼎泰豐の小籠包と思慕昔のマンゴーかき氷を二枚看板に、名店と屋台が混在します。座って食べる昼から夜のルートです。そして迪化街・大稻埕——清代から続く問屋街で、朝の旗魚米粉湯や廟口小吃、そして伝統菓子の老舗が並びます。夜の夜市、昼の名店街、朝の問屋街。この三つで、台北の食の一日が見えてきます。
台北で食べるコツ
台北を食べるときは、時間帯を意識すると効率がいい。夜市は夕方から深夜、永康街は昼から夜、大稻埕の朝食小吃は午前中が本番です。移動はMRT(捷運)が便利で、悠遊カード(EasyCard)を一枚買えば地下鉄もバスも乗れ、一部の店の支払いにも使えます。ただし夜市の屋台や大稻埕の老舗の多くは現金(台湾ドル)のみなので、小額紙幣を用意しておくと安心。屋台は注文を受けてから作る店が多く、来たてが断然おいしいので、行列は名前を書いて周りを回りながら待つのがいい。看板が中国語だけの店も多いため、各店の名前を控えておくと辿り着きやすくなります。夏は蒸し暑いので、かき氷や飲み物で体を冷ましながら。人気店は週末に混むので、平日や時間をずらすと歩きやすい。営業時間や休みは変わることがあるので、各店の時間は目安として現地で確かめてください。
このエリアのルート
士林夜市ルート
劍潭駅 → 基河路の地下食堂 → 慈諴宮まわりの小吃街(夕方から夜へ) · 徒歩 150分 · ルート紹介を読む →
永康街ルート
東門駅 → 永康街 → 麗水街・金華街(小籠包とかき氷の界隈) · 徒歩 130分 · ルート紹介を読む →