台北 · 迪化街・大稻埕ルート
迪化街・大稻埕ルート
清代から続く問屋街、迪化街・大稻埕。朝の旗魚米粉湯に始まり、賣麵炎仔の紅燒肉、慈聖宮の廟口小吃、妙口の肉まん、李亭香の伝統菓子、滋養製菓の麻糬まで。老舗と廟のあいだを、朝から昼へ歩く静かなルート。
大稻埕とはどんな場所か
大稻埕(ダーダオチェン)は、19世紀後半に淡水河の水運と茶の交易で栄えた台北の商業地です。その中心を南北に貫くのが迪化街で、いまも乾物、漢方薬、乾き物、布や糸を扱う問屋が軒を連ねます。バロック風の装飾を持つ古い商家の建物が残り、旧正月前には縁起物や食材を買う人で街全体があふれます。近年は古い建物を生かしたカフェや雑貨店も増え、歴史のある町並みと新しい店が混じり合っています。夜市が夜の顔だとすれば、大稻埕は朝から昼にかけての、落ち着いた台北の顔です。
大稻埕で何を食べるか
この一帯の食は、港町と問屋街の歴史から生まれた素朴なものが中心です。朝には迪化街の路上に、旗魚(かじき)の出汁でとった米粉湯の鍋が出ます。賣麵炎仔の切仔麺と紅燒肉、慈聖宮の門前に並ぶ廟口小吃(魯肉飯やスープ)、霞海城隍廟のそばの妙口の肉まんと四神湯など、地元の日常食が昼まで続きます。そして大稻埕は伝統菓子の街でもあります。1895年創業とされる李亭香の漢餅や花生軟糖、和菓子の技を取り入れた滋養製菓の麻糬など、日持ちする乾き菓子や餅菓子が、土産にも食べ歩きにも向きます。塩気のある一杯と、甘い菓子。この対比がこの街の食の芯です。
このルートの歩き方
このルートは、朝から昼にかけてが本番です。朝の旗魚米粉湯や賣麵炎仔の紅燒肉、慈聖宮の廟口小吃は昼過ぎには売り切れて仕舞う店が多いので、午前中に回りきるのが基本になります。MRT大橋頭駅から南へ、迪化街を一本歩けば、食堂も廟も菓子屋もおおむね揃います。地元の食堂や屋台は現金のみが多く、看板が中国語だけの店もあるので、名前を控えておくと辿り着きやすいでしょう。菓子屋は日持ちするものが多いので、食べ歩きだけでなく土産探しも兼ねられます。慈聖宮では屋台で買ったものを木陰の円卓に運んで食べる形なので、少しずつ数品頼んで座って休むのに向きます。旧正月前は大変な混雑になるので、時期をずらすとゆっくり歩けます。営業時間や休みは店ごとに違い、変わることもあるため、現地で確かめてください。
ルートマップ
大橋頭駅 → 迪化街(南北の問屋街)→ 慈聖宮の廟口・大稻埕碼頭 · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
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