エリアガイド · ソウル
🇰🇷 ソウル
屋台と市場、カフェが同居する食の街ソウル。明洞の屋台グルメ、広蔵市場のユッケと麻薬キンパ、弘大の若者の屋台とカフェ。地下鉄で結ばれた三つのエリアを、辛い・甘い・炭火の匂いごと、店名とセットで辿る。
ソウルの食
ソウルは、屋台と市場と食堂が幾重にも重なった、食べ歩きの街です。韓国の食を貫くのは、まず唐辛子の辛さと、コチュジャンやニンニクの効いた濃い味。そこに、砂糖の甘さや、ごま油の香り、そして発酵の酸味が絡みます。炭火で焼く肉や串、鉄板で焼く粉もの、大鍋で煮込むトッポッキやオデン——熱と煙を伴う料理が多く、街を歩けば、どこからか焼ける匂いと甘辛いたれの香りが漂ってきます。辛いものと甘いものを交互に食べ、合間にコーヒーで一息つく。それがソウルの食べ歩きのリズムです。
三つのエリアから始める
このサイトのソウルは、性格の違う三つのエリアから始めています。屋台グルメの定番・明洞は、夕方になると通りの真ん中に屋台が並び、片手で食べる甘い・しょっぱいがひしめく街。広蔵市場は、1905年開設の老舗市場で、ユッケや麻薬キンパ、ビンデトクを昼の熱気の中で味わう場所。そして弘大は、美大を中心に育った若者の街で、屋台とチキン、そして自家焙煎のカフェが同居します。三つは地下鉄で結ばれ、いずれも駅からすぐ。屋台の熱、市場の混雑、カフェの静けさ——ソウルの食の三つの顔を、歩いて確かめられます。
韓国の食の読み方
韓国の食は、辛さと発酵、そして「分け合う」ことが軸です。食卓には必ず、キムチをはじめとする小皿(パンチャン)が無料で並び、おかわりもできます。辛さは料理によって幅があり、屋台のトッポッキや鶏串は調整が難しいことも多いので、辛いのが苦手なら、まず甘めのものやスープ系から試すと安心です。市場では生肉を食べる場面もあり、鮮度と衛生を確かめて。飲みものは、ビールやソジュ、市場ではマッコリが定番。食後にコーヒー文化が根づいているのも、韓国の食の特徴です。分け合いながら、いろいろ少しずつ——それがいちばん楽しい食べ方です。
訪れる前に
屋台や市場は現金(ウォン)が確実ですが、韓国はカードとモバイル決済が非常に発達しているので、多くの店ではT-money(交通・買い物兼用のICカード)やカードが使えます。看板がハングルだけの店も多いので、このサイトでは各店にハングル表記を載せています。写真や現地語を見せると、目当ての店に辿り着きやすくなります。ソウルは夏は蒸し暑く、冬は氷点下まで冷え込む街。冬の屋台のホットクやオデンは、その寒さがあってこそ体に染みます。人気の市場や名店は行列や休業日があるので、時間に余裕をもって。まずはこの明洞・広蔵市場・弘大で、ソウルの「辛い・甘い・炭火」を店名とセットで歩いてみてください。
このエリアのルート
明洞ルート
明洞駅 → 明洞8ギル → 明洞聖堂(屋台の通りを南北に) · 徒歩 120分 · ルート紹介を読む →
広蔵市場ルート
鍾路5街駅 → ユッケ横丁 → 麻薬キンパ通り(老舗市場を一周) · 徒歩 100分 · ルート紹介を読む →