千葉

エリアガイド · 千葉(房総)

🇯🇵 千葉

海と参道の房総を、成田山・勝浦・鴨川の三ルートで。門前町のうなぎと甘味、日本三大朝市、外房の地魚まで——東京のすぐ隣の海辺の一皿を店ごとに辿る。

🚉 JR成田線・外房線(都心から1〜2時間)🍽 3ルート・19皿

千葉・房総の食

千葉県の南半分、房総半島は、三方を海に囲まれた半島です。黒潮の流れる外房では金目鯛や伊勢海老、鰺・鰯といった地魚がよく揚がり、内陸には成田山のような門前町が、海辺には日本三大朝市のひとつ・勝浦朝市が息づいています。空港のある成田のイメージが強い千葉ですが、その食の本体は、門前町のうなぎと甘味、漁港の朝市、外房の地魚——つまり「海と参道」にあります。都心から電車で1〜2時間、日帰りでも足をのばせる、東京のすぐ隣の食の宝庫です。

三つの顔

このサイトの千葉は、性格の違う三つのルートに分けてあります。まず成田山表参道——成田山新勝寺の門前、約800mの参道に、店先で焼くうなぎや栗羊羹、地酒の老舗が並ぶ江戸からの門前町。次に勝浦朝市——輪島・高山と並ぶ日本三大朝市で、炭火で炙る朝どれの魚と、真っ赤な勝浦タンタンメンが名物の「朝の街」。そして鴨川——外房の海辺で、店ごとに違うおらが丼や金目鯛の煮付け、伊勢海老を、海を眺めながら味わうルートです。参道、朝市、海辺。三つで、房総の食の幅が見えてきます。

房総の地魚と郷土料理

房総の食を語るうえで欠かせないのが、地魚と、漁師が生んだ郷土料理です。とれたての鰺や鰯を味噌・生姜・葱と一緒に包丁で叩いた「なめろう」、それを大葉で包んで焼いた「さんが焼き」は、房総全域で食べられる海の家庭料理。外房の金目鯛(つりきんめ)は煮付けで、伊勢海老は刺身や、殻から濃い出汁が出る味噌汁で。勝浦タンタンメンのように、漁師が体を温めるために生まれた一皿もあります。海のそばで暮らす人の食が、そのまま名物になっているのが房総です。

回り方——都心から

三つのルートは、場所も雰囲気もかなり違います。成田は成田空港のすぐそばで、都心からのアクセスがよく、初詣シーズン以外なら半日でも回れます。勝浦と鴨川は外房線でさらに南へ。勝浦朝市は午前中しか立たないので朝いちばんに、鴨川は店が海沿いに散らばるので、車があると回りやすくなります。勝浦と鴨川は近いので、一泊して外房の海を二日で巡るのもおすすめ。どのルートも駅を起点にしていますが、外房側は本数が少ないので、時刻表を先に確認しておくと安心です。

季節で変わる一皿

房総は、季節で主役が入れ替わります。金目鯛や伊勢海老は秋から冬が旬で、身が締まり味が濃くなる。勝浦朝市は水曜以外の朝に通年で立ちますが、正月三が日は休みで、成田山周辺はその初詣時期にいちばん混みます。春は房総の花畑、夏は外房の海水浴と、食以外の季節の楽しみも重なります。行く季節が決まっているなら、その時期に旨い地魚を軸に組むと、満足度が上がります。

これから広がります

いまの千葉は、成田山・勝浦・鴨川の三ルートから始めています。房総にはまだ、館山の海鮮、銚子の漁港メシ、南房総の花とびわなど、歩ける海辺の街がいくつもあります。ルートは少しずつ増やしていく予定です。まずはこの三つで、門前町・朝市・外房の海、それぞれの「房総の一皿」を味わってみてください。

このエリアのルート

成田山表参道ルート

成田駅 → 表参道 → 新勝寺(約800m・番地順に下る) · 徒歩 150分 · ルート紹介を読む →

勝浦朝市 朝めしルート

勝浦駅 → 朝市通り → 遠見岬神社(日本三大朝市・水曜以外の朝) · 徒歩 120分 · ルート紹介を読む →

鴨川 おらが丼と地魚ルート

安房鴨川駅 → 横渚 → 天津(郷土の丼と魚を巡る) · 徒歩 150分 · ルート紹介を読む →

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