千葉 · 勝浦朝市ルート
勝浦朝市 朝めしルート
日本三大朝市のひとつ、勝浦朝市の朝めしルート。炭火で炙る朝どれの魚やさんが焼き、海鮮丼から、締めは真っ赤な勝浦タンタンメンまで。房総の海辺の朝を店ごとに辿る。
勝浦朝市とはどんな場所か
勝浦朝市は、石川・輪島、岐阜・高山と並ぶ「日本三大朝市」のひとつで、400年以上の歴史があります。房総半島の南、太平洋に面した勝浦の漁港の街で、朝6時ごろから11時ごろまで、朝市通りに露店が並びます。開くのは水曜以外の朝だけ。売り手は漁師や農家のおばあちゃんが多く、朝どれの魚や干物、野菜が、素朴に地面や台の上に広げられています。通りの奥には、雛祭りで石段が有名な遠見岬神社。観光地化しきっていない、房総の海辺の暮らしがそのまま残る朝の市場です。
朝市の魚と、勝浦タンタンメン
勝浦は、鰹や金目鯛、伊勢海老が揚がる港です。朝市では、朝どれの魚をその場の炭火で炙って渡してくれたり、地魚を叩いたなめろうを大葉で包んで焼く「さんが焼き」を出したり。朝市に面した食堂では、その朝の魚をのせた海鮮丼も食べられます。そしてもう一つの名物が「勝浦タンタンメン」。ゴマを使わず、ラー油と玉ねぎ、豚ひき肉で作る真っ赤なスープの一杯で、もとは漁師や海女が冷えた体を温めるために生まれたと言われます。魚で始まり、熱いタンタンメンで温まって終わる。それが勝浦の朝です。
このルートの歩き方
起点は勝浦駅。朝市通りへは徒歩10分ほどですが、要は「早く着くこと」。市が立つのは午前中だけなので、朝のうちに動きます。まずは炭火で炙った魚や、さんが焼きをつまみ、朝市の食堂で海鮮丼を。塩気に寄った口は、花菜っ娘のような朝市の甘味で一度戻します。そして締め、あるいは朝から食べる「朝ラー」として、勝浦タンタンメンを一杯。発祥の江ざわや、朝市エリアのいしいで、真っ赤なスープをすすれば体が芯から温まります。全体で2時間ほど、朝の澄んだ空気ごと味わうルートです。
食べ歩きの見どころ
朝市の主役は、やはり魚です。朝どれを炭火で炙った焼き魚、地魚のなめろうを焼いたさんが焼きは、房総の海辺ならではの一皿。海鮮丼は、鰹・金目・伊勢海老など、その朝の水揚げで中身が変わります。そして勝浦タンタンメン——江ざわが発祥とされ、ゴマを使わずラー油と玉ねぎだけ、という型はこの店から広がりました。朝から食べる「朝ラー」は、いしいなどで。甘味では、菜の花あんの饅頭「花菜っ娘」や搗きたての餅が、塩気の合間の口直しにちょうどいい。
訪れる前に
勝浦朝市は、水曜と、正月三が日は休みです。開いているのは朝6時ごろから11時ごろまでなので、この街は「朝に行く」以外の選択肢がありません。前泊するか、早朝の電車で向かうのが現実的です。海辺の朝は、季節によってはかなり冷えるので、一枚多めに羽織って。露店は現金のみがほとんどなので、小銭を用意しておくと安心です。タンタンメンの店は昼も開いていますが、人気店は行列するので、時間に余裕をもって。
ルートマップ
勝浦駅 → 朝市通り → 遠見岬神社(日本三大朝市・水曜以外の朝) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
タップすると各店・各一皿の詳細へ