東大門ルート

ソウル · 東大門ルート

東大門ルート

眠らない市場の街、東大門。昼は生地と衣料の卸で動き、夜はタッカンマリの湯気とDDPの光で人が入れ替わる。鶏鍋の横丁から辛口の族発、網焼きのコプチャン、屋台のホットクまで、一日中どこかで火が入っている六皿を、歩く順に辿る。

🚇 地下鉄1・4号線 東大門駅/2・4・5号線 東大門歴史文化公園駅から徒歩🚶 徒歩 約100分🍽 一皿 6

市場のリズムで動く街

東大門は、興仁之門と平和市場、そしてDDPが同居する卸売の街だ。深夜から明け方にかけて衣料の取引が最も活気づき、その働き手を支えるように飲食店も夜通し灯りをともす。だから食の時間割は昼だけでなく、真夜中にも山がある。まず駅を出て興仁之門を眺め、鍾路と清渓川に挟まれた路地に入ると、鶏を煮る匂いがどこからともなく漂ってくる。観光地の顔と、働く人の台所という二つの表情が重なるのが、この街を歩く面白さである。急がず、湯気の立つほうへ足を向けたい。

鍋、焼き物、そして甘いもの

この街の食は、火の入れ方で表情が分かれる。澄んだスープでじっくり煮るタッカンマリは、鶏一羽を囲んで卓を分け合う穏やかな時間をつくる。同じ横丁の手打ちカルグクスは、その締めにふさわしい静けさだ。一方で夜が深まると、昌信洞の辛口族発や網焼きのコプチャンが煙と香りを立て、焼酎の栓が抜かれる。歩き疲れたら、DDPや斗山タワーの足元で焼かれる種入りホットクや、せいろから上がる王餃子を立ったまま頬張ればいい。鍋の温もり、焼き物の濃さ、屋台の甘さ——三つの温度を一日で味わえるのが、東大門らしさである。

このルートの歩き方

東大門駅を起点に、まず興仁之門を左手に見てタッカンマリ横丁へ。昼から夕方はここで鶏鍋とカルグクスを味わうのがよい。続いて昌信洞方面へ坂を上がれば辛口族発、夕暮れからはコプチャン横丁が本領を発揮する。仕上げは清渓川を渡り、DDPと斗山タワーの光の下で種入りホットクを一つ。翌朝や小腹には市場際の王餃子を加えたい。全体で徒歩100分ほどだが、火の入る時間帯が店ごとに違うため、鍋と焼き物は夜、屋台と饅頭は昼夜どちらでも、と時間を分けて巡るのが賢い。相席や行列も多いので、気持ちに余裕を持って歩きたい。

ルートマップ

東大門駅 → 닭한마리골목 → DDP・平和市場(歩く順) · 番号は下の一皿と対応

鍾路タッカンマリ横丁清渓川乙支路奨忠壇路🚇東大門駅🏯興仁之門🏬平和市場🏛️DDP1タッカンマリ(鶏一…2ソンカルグクス(手…3メウンチョッパル(…4コプチャンクイ(牛…5シアッホットク(種…6ワンマンドゥ(大ぶ…

このルートの一皿(6)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

食1soup陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ×タッカンマリ(鶏一羽の鍋)진옥화할매원조닭한마리 × 닭한마리若鶏を丸ごと一羽、ネギと餅、ジャガイモとともに澄んだスープで煮る。卓上の鍋がゆっくり沸く間に、醤油と酢、辛子、刻みニンニクを各自の小皿で好みに合わせて溶く。まず肉を、続いてスープを味わい、締めにカルグクスの麺かご飯を落として濁りを楽しむ。骨から出る出汁は雑味がなく、朝まで開く東大門の夜に体を温める一杯として長く親しまれてきた。相席の卓で湯気を分け合う時間そのものが、この路地の名物といえる。最寄 地下鉄1・4号線 東大門駅9番出口から徒歩5分価格 30,000ウォン前後(2人) 麺2麺東大門タッカンマリ横丁のカルグクス×ソンカルグクス(手打ち刀切り麺)동대문닭한마리골목 × 손칼국수鶏を煮た同じスープに、包丁で切り出した幅広の麺を落として仕上げる一杯。麺は角が立ってやや厚く、噛むと小麦の香りが立つ。鍋の締めとして頼む人も、単品として最初から啜る人もいる。薬味の刻みネギと粗挽き唐辛子、そして卓上のタレを少し垂らすと輪郭が締まる。派手さはないが、鶏の脂とにんにくが溶けた汁を麺がまとい、体の芯まで届く。横丁の湯気と喧騒の中で、締めくくりに選びたい静かな一皿である。最寄 地下鉄1・4号線 東大門駅9番出口から徒歩5分価格 9,000ウォン前後 肉3肉チンミ 辛口チョッパル×メウンチョッパル(辛口豚足)진미매운족발 × 매운족발昌信洞の族発横丁で知られる辛口の一皿。豚足を香味とともに煮込んでほぐし、青唐辛子の効いた辛いタレをからめる。皮はゼラチン質で唇に残り、赤いタレの奥から甘みと酸味、そして後を追う辛さが立ち上がる。サンチュやエゴマの葉に包み、刻みニンニクと味噌を添えると脂が軽くなる。締めには冷たい麺や炒飯を合わせる卓も多い。汗をかきながら少しずつ手を伸ばす料理で、深夜の東大門で酒を挟んで長く居座る人々の定番として根づいている。最寄 地下鉄1・4号線 東大門駅3番出口から徒歩7分価格 35,000ウォン前後(中) 肉4肉東大門コプチャン横丁×コプチャンクイ(牛小腸の網焼き)동대문곱창골목 × 곱창구이下処理した牛の小腸を鉄板や網でじっくり焼き、外は香ばしく中は脂を残して仕上げる。噛むと弾力の奥から脂が滲み、塩やごま油の塩ダレ、青唐辛子と生ニンニクが後味を締める。玉ねぎやニラと一緒に焼けば甘みが移り、締めには残った脂で炒飯を作る店も多い。煙とにおいの立ちこめる横丁で、鉄板を囲んで焼き加減を待つ時間そのものが一興だ。焼酎やビールと合わせ、市場の夜が更けるほど席が埋まっていく、東大門らしい濃い一皿である。最寄 地下鉄2・4・5号線 東大門歴史文化公園駅から徒歩8分価格 20,000ウォン前後 甘5甘味東大門 種入りホットク(屋台)×シアッホットク(種入り甘い焼き餅)동대문씨앗호떡 × 씨앗호떡発酵生地を油をひいた鉄板で押し焼きにし、黒糖のシロップとひまわりやかぼちゃの種を包んだ屋台の甘味。焼きたてを半分に折ると、とろけた黒糖と香ばしい種があふれ出す。外はかりっと、内はもちりとして、熱いシロップに火傷しないよう端から少しずつかじる。DDPや斗山タワーの夜景を眺めながら歩き食いするのにちょうどよく、冷える季節ほど手が伸びる。小さな紙コップに立てて渡されるのが常で、市場を巡る合間の一息として長く愛される素朴な一つである。最寄 地下鉄2・4・5号線 東大門歴史文化公園駅1番出口すぐ価格 2,000ウォン前後 包6粉もの東大門 手作り王餃子×ワンマンドゥ(大ぶりの蒸し餃子)동대문손왕만두 × 왕만두拳ほどの大きさに包んだ蒸し餃子で、皮は薄くもちり、中には豚肉と豆腐、春雨、ニラをたっぷり詰める。せいろから上がる湯気ごと受け取り、割ると肉汁が滲む。醤油と酢のタレに少し浸し、熱いうちに頬張るのが良い。市場で働く人の腹ごしらえとして根づき、蒸したてを立ったまま一つ、二つと食べ進める。キムチ入りや肉入りを選べる店もあり、持ち帰りにも向く。派手さはないが、東大門の慌ただしい朝夕を支えてきた実直な一品として親しまれている。最寄 地下鉄1・4号線 東大門駅8番出口から徒歩4分価格 5,000ウォン前後
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