氹仔・官也街ルート

マカオ · 氹仔ルート

氹仔・官也街ルート

氹仔旧市街の官也街を軸に、小吃を辿るルート。渡り蟹を溶かした粥、竹の棒で打つ雲呑麺、寒天の涼菓子、大豆の豆花、蒸した牛乳のプリン、ドリアンの氷菓。百数十メートルの細い通りに、甘いものと温かいものが密に並ぶ。

🚇 氹仔・官也街周辺。半島やコタイからバス・タクシー、旧市街は徒歩で回る🚶 徒歩 約95分🍽 一皿 6

官也街という細い食の道

このルートの軸は、氹仔旧市街を貫く官也街だ。長さは百数十メートルしかない細い通りだが、両側に甘味店と麺屋、粥の店、土産菓子が隙間なく並ぶ。半島側の大きな街並みとは違い、二階建ての古い商店が肩を寄せ、看板と湯気が路上にあふれる。ここは腰を据えて食べる料理より、少しずつ手に持って歩く小吃の土地だ。一皿を平らげるより、いくつもの店で一口ずつ試すのが向いている。人出は昼から夕方にかけて増え、細い通りは肩がぶつかるほど混む。朝のうちか、日が傾いてからの方が、落ち着いて回れる。

蟹の粥から乳の甘味まで

この通りの食は、温かいものと冷たい甘味が交互に現れる。まず水蟹粥。肉の薄い水蟹の汁を米に溶かし込んだ粥で、鍋ごと運ばれ、脚を割りながらすする。竹昇麺は、竹の棒に人が跨って打つ細い麺で、海老を丸ごと包んだ雲呑と澄んだ湯に浮かぶ。甘味も多彩だ。寒天を冷やし固めた大菜糕、大豆をゆるく固めた豆花、水牛乳を蒸した燉奶や雙皮奶が、それぞれ専門の店で作られる。締めには、東南アジアの果物を取り込んだドリアンの氷菓を露店で一つ。塩気と甘み、熱と冷を織り交ぜると、狭い通りを二往復しても飽きない。

このルートの歩き方

半島やコタイからバスかタクシーで氹仔旧市街に入り、地堡街から官也街の入口に立つ。まず腹を据えるなら水蟹粥だが、量が多いので連れと分けるとよい。次に竹昇麺の店で雲呑麺を一杯、麺が伸びる前に啜る。ここからは甘味を挟みながら通りを往復する。豆花と燉奶は温冷を選べるので、暑ければ冷たいものを。大菜糕は歩きながら串で食べられる。締めはドリアンの氷菓を露店で。余力があれば通りを抜け、龍環葡韻や北帝廟まで足を延ばすと、氹仔の古い顔が見える。通りは狭く混むので、大きな荷物は避け、両手を空けておくと動きやすい。昼過ぎの混雑を外し、夕方の灯りの中を歩くのが心地よい。

ルートマップ

氹仔旧市街 → 官也街 → 龍環葡韻 · 番号は下の一皿と対応

官也街地堡街施督憲正街消防局前地告利雅施利華街🛕北帝廟カルモ聖母堂🏛️龍環葡韻1渡り蟹の粥(水蟹粥)2雲呑麺(竹昇麺)3寒天ゼリー(大菜糕)4豆花(豆腐花)5ミルクプリン(燉奶…6ドリアンアイス(榴…

このルートの一皿(6)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

1soup粥・海鮮の店×渡り蟹の粥(水蟹粥)肉の薄い水蟹と、身の詰まった肉蟹を合わせ、米を長く炊いた粥に入れて煮込む。水蟹の汁が粥に溶け、米一粒ごとに蟹の甘みと磯の香りが移る。米は原型をとどめず、とろりと崩れる。鍋ごと運ばれ、蟹の脚を割りながら熱い粥をすする。生姜と葱、白胡椒で味を締めるのが常だ。二人以上で分けるのに向き、締めに揚げパンを浸すこともある。官也街の入口近くで、行列を見かける。最寄 官也街・氹仔旧市街価格 1人前60〜100パタカ / MOP 60-100 2竹打ち麺の店×雲呑麺(竹昇麺)太い竹の棒に人がまたがり、体重をかけて何度も生地を押して打つ。この竹昇麺は細く、噛むとこりこりと歯を返す。海老を丸ごと包んだ雲呑と一緒に、干し海老や豚骨でとった澄んだ湯に浮かべる。麺は伸びやすいので、来たらすぐに啜る。卓上の紅酢と辣油を少し落とすと味が締まる。汁なしの撈麺(和え麺)を選ぶ客も多い。官也街の細い店で、相席で手早く食べる一杯だ。最寄 官也街・地堡街価格 35〜50パタカ / MOP 35-50 3甘味涼菓子の露店×寒天ゼリー(大菜糕)海藻から取った寒天を煮溶かし、砂糖や卵、果汁で味を付けて冷やし固める。透き通った層に、卵の黄色や果物の色が沈む。歯を入れるとぷるりと切れ、口の中でひやりと崩れて、後に軽い甘さだけが残る。屋台では四角く切って皿にのせ、串や匙で食べさせる。暑い日の氹仔歩きの合間に、体を冷やすのにちょうどよい。持ち帰り用に切り分けてくれる店もある。最寄 官也街周辺価格 15〜25パタカ / MOP 15-25 4甘味豆腐花の店×豆花(豆腐花)大豆を挽いて絞った豆乳を、にがりや石膏でゆるく固める。匙を入れると角が立たず、静かに割れて崩れる。温かいものには黄糖の蜜をかけ、冷たいものには氷糖水を注ぐ。大豆の香りと、ほのかな甘みだけの淡い味で、飾りは少ない。店先の大鍋から掬い、その場で食べるか、蓋つきの器で持ち帰る。官也街の甘味店では、水豆腐(硬めの豆腐)や豆乳と並べて売られている。歩き疲れた合間に軽く一杯。最寄 官也街・地堡街価格 12〜22パタカ / MOP 12-22 5甘味牛乳菓子の店×ミルクプリン(燉奶・二層皮の蒸し牛乳)水牛の乳に卵白と砂糖を合わせ、器のまま蒸してゆるく固める。表面には湯葉のような薄い膜が張り、匙を入れると下から柔らかな乳が現れる。冷たいものは、上下に膜ができる二重皮(雙皮奶)として出されることが多い。乳の濃さと控えめな甘みだけの、静かな味だ。生姜汁で固めた薑撞奶や、小豆を落としたものも選べる。氹仔の甘味店で、食後や休憩にゆっくり味わう一椀。最寄 官也街・氹仔旧市街価格 25〜40パタカ / MOP 25-40 6甘味氷菓子の露店×ドリアンアイス(榴槤雪糕)熟したドリアンの果肉を練り込んだ濃厚な氷菓で、コーンやカップに山盛りで渡される。冷たさで匂いはやや抑えられるが、口に入れると独特の甘い香りと、ねっとりした果肉のこくが広がる。氷というより果肉をそのまま凍らせたような密度がある。露店の前で立ち食いする人が多く、匂いが服につくのを気にせず頬張る。ドリアンが苦手なら、ハトムギやマンゴーなど別の味も並ぶ。官也街の締めに一つ。最寄 官也街価格 1個22〜35パタカ / MOP 22-35
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