マカオ · 議事亭前地ルート
議事亭前地・新馬路ルート
世界遺産の広場を中心に、菓子と点心を辿るルート。焦がしたエッグタルト、緑豆とアーモンドの干菓子、厚い豚肉を挟んだパン、蒸したての広東点心が、波打つ石畳の周りに並ぶ。土産菓子の店先では試食が配られ、露店では飴が引かれる。半日、甘い匂いの中を歩く。
焦がしたエッグタルトから始める
このルートは、焼きたてのエッグタルトを一つ手にすることから始まる。マカオのタルトは、リスボンの菓子を英国人が持ち込み、広東の点心文化と混ざって根づいたものだ。型に流した卵液を高温の窯で焦がすのがこの街の流儀で、縁の層はぱりぱりと崩れ、中はまだ揺れるほど柔らかい。カラメルの苦みと卵の甘さを熱いうちに口に入れると、旅の最初の記憶になる。店先には紙箱を提げた人が絶えず、焼き上がりの時刻を尋ねる声が交わされる。売り切れや行列もあるので、まず一つ食べてから広場へ向かうとよい。
点心、豬扒包、そして土産菓子
広場の周りには、菓子だけでなく食事も揃う。朝から開ける老舗の点心店では、透ける皮の蝦餃と焼売を、濃いプーアル茶とともに少しずつ頼む。昼どきの古い喫茶店では、骨付きの厚い豚肉を挟んだ豬扒包と、布で漉した絲襪奶茶が定番だ。板樟堂の界隈には、緑豆とアーモンドの杏仁餅や、炭火で炙る肉干の店が並び、試食を配りながら箱を勧める。露店では麦芽糖を千の糸に引く龍鬚糖の実演が続く。甘いものと塩気のあるものを交互に挟むと、飽きずに歩ける。どれも量は控えめに頼み、いくつもの店を巡るのがこのルートの楽しみだ。
このルートの歩き方
新馬路のバス停で降り、まず議事亭前地の波打つ石畳に立つ。広場正面の民政総署を背に、右手の細い路地へ入るとエッグタルトの店がある。焼きたてを一つ食べたら、聖ドミニコ教会の脇を抜けて板樟堂街へ。ここは土産菓子と食べ歩きの中心で、試食を受けながら杏仁餅や肉干を比べる。昼は喫茶店に入り、豬扒包と絲襪奶茶で腰を落ち着ける。午後は賣草地街の露店で龍鬚糖を見物し、坂を上って大三巴牌坊で締める。距離は短いが坂と石畳が多く、歩きやすい靴がよい。混雑は昼過ぎに増すので、朝のうちに菓子を、昼に食事を済ませると流れがよい。
ルートマップ
新馬路(バス停) → 議事亭前地 → 大三巴牌坊 · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
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