磁器口古鎮ルート

重慶 · 磁器口古鎮ルート

磁器口古鎮ルート

嘉陵江の埠頭に開けた千年の古鎮で、伝統の小吃を歩く。陳麻花に始まり、古鎮鶏雑と、この地に生まれた毛血旺を味わい、熨斗糕・豆花飯・氷粉で締める——重慶の古い味を、店名とセットで一皿ずつ。

🚇 軌道交通1号線 磁器口駅🚶 徒歩 約120分🍽 一皿 6

磁器口とはどんな場所か

磁器口は、重慶市街の西、嘉陵江に面した崖の上に開けた古い町です。宋の時代にさかのぼる歴史を持ち、かつては「小重慶」と呼ばれるほど栄えた川の埠頭でした。名は、この地で磁器(陶磁器)が焼かれ、船で運び出されたことに由来します。川と陸の荷が積み替えられる要衝だったため、船頭や人夫、商人が行き交い、彼らの腹を満たす食堂や小吃の店が集まった——今に残る古鎮の食は、その名残です。石畳の正街を中心に、明清様式の木造家屋が斜面に沿って建ち並び、軒下には麻花を揚げる音や、鶏雑を炒める辣い匂いが満ちています。観光地として整備された一方で、毛血旺のように、この埠頭で生まれて重慶じゅうに広がった料理の原点でもあります。

古鎮の味——埠頭から生まれた小吃

磁器口の食は、川の埠頭で働く人たちの暮らしから生まれました。その象徴が毛血旺です。安く手に入る鴨の血(血旺)やモツを、辣いスープで煮込んだこの料理は、荷を担ぐ人夫の腹を満たすために作られ、やがて重慶を代表する江湖菜になりました。発祥の地でその一皿を食べられるのが、この古鎮の値打ちです。もう一つの主役が陳麻花——生地をねじって揚げた棒状の菓子で、甘い蜜味から辣い麻辣味まで種類が多く、日持ちがするため土産の定番になっています。加えて、鉄型で焼く熨斗糕、豆花に飯を合わせた豆花飯、冷たい氷粉といった、素朴で安価な小吃が正街に並ぶ。派手さはないが、重慶の食の「地面に近い層」がここに残っています。

このルートの歩き方

起点は軌道交通1号線の磁器口駅。駅から古鎮の入口(牌坊)まで歩き、そこから石畳の正街に入ります。まずは揚げたての陳麻花を試食して、好みの味を選ぶ。少し進むと、鶏雑を炒める辣い匂いや、熨斗糕を焼く鉄型が目に入ります。腹を据えて食べるなら、古鎮鶏雑か、発祥の毛血旺を白飯とともに。辣が続いたら、豆花飯の優しい一食で体を落ち着け、氷粉で口を冷まします。正街は坂と階段が多く、川に向かって下っていくので、埠頭まで下りたら嘉陵江の眺めで一息。全体で徒歩九十分ほど、立ち食いの小吃と、座って食べる鍋・飯をうまく混ぜるのがコツです。週末や祝日は非常に混むので、ゆっくり見たいなら午前の早い時間が狙い目。営業時間は変動があるため、現地で確かめてください。

ルートマップ

磁器口駅 → 正街 → 嘉陵江の埠頭(古鎮の伝統小吃) · 番号は下の一皿と対応

磁器口正街横街嘉陵江金蓉巷磁童路⛩️宝輪寺🚏磁器口牌坊磁器口埠頭1古鎮麻花2氷粉3古鎮鶏雑4毛血旺5熨斗糕6豆花飯

このルートの一皿(6)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

1小吃陳麻花(陳昌銀)×古鎮麻花小麦の生地を細く伸ばして数本ねじり合わせ、油でからりと揚げた棒状の菓子。噛むと硬めで、ぱりっと折れて口の中でほどける。甘い蜂蜜味のほか、椒塩(花椒と塩)、麻辣、海苔などの味があり、重慶らしく辣い麻花もある。日持ちがして湿気ても柔らかくなりにくいので、土産に袋で買われる。店先で揚げたてを一本ずつ味見できることも多い。最寄 磁器口駅価格 15〜25元 / 1袋 2甘味古鎮氷粉・涼糕×氷粉植物の種から取ったとろみで固めた透明のゼリーを、紅糖のシロップで食べる冷たい甘味。ゼリーはぷるぷると柔らかく、蓮華ですくうと崩れる。上に炒りピーナッツ、白玉、山査子、干した果物などをのせる店が多く、食感がにぎやか。冷たくてほんのり甘く、辣いものが続いた口をすっと冷ましてくれる。古鎮を歩き疲れたところで一碗、が定番の使い方。最寄 磁器口駅価格 8〜14元 / 1碗 3千年古鎮鶏雑×古鎮鶏雑鶏の砂肝・レバー・腸などの内臓を、泡菜(漬け唐辛子・ザーサイ)や唐辛子と一緒に鉄鍋で炒め、卓上のコンロにのせたまま煮ながら食べる。泡菜の酸味が辣さに乗って、内臓の臭みを消す。コリコリした食感が身上で、白飯が進む。身が減ったら野菜やジャガイモ、麺を足して煮るのは火鍋と同じ。数人で囲む、磁器口の名物鍋。辣さは調整できる。最寄 磁器口駅価格 48〜78元 / 1鍋 4磁器口毛血旺×毛血旺鴨の血を固めた血旺(プリンのような食感)を主役に、モツ・豚肉・湯葉・きのこなどを、唐辛子と花椒のきいた真っ赤なスープで煮込んだ一皿。血旺はつるりと崩れ、辣いスープを吸って口の中でほどける。表面には唐辛子と揚げにんにくが浮き、見た目ほど塩辛くはない。白飯と一緒に、数人で取り分けて食べる。辣さと痺れが強く、汗が出る。最寄 磁器口駅価格 48〜68元 / 1皿 5甘味古鎮熨斗糕×熨斗糕米粉と発酵させた生地を、丸いくぼみの並ぶ専用の鉄型に流し、炭火で両面をこんがり焼いた小さな焼き菓子。外側はカリッと香ばしく、中はふっくら軽い。ほのかに甘く、酒醸(甘酒)の発酵の香りが残る。焼きたてが一番で、冷めると食感が落ちるので、その場で立って食べる。古鎮の朝、鉄型から一つずつ取り出す様子が路地の目印になっている。最寄 磁器口駅価格 3〜5元 / 1個 6古鎮豆花飯×豆花飯にがりで固めたばかりのやわらかい豆花(おぼろ豆腐)と、白飯、そして辣油・唐辛子・花椒・刻みねぎを合わせた「蘸水(つけだれ)」がセットで出てくる。豆花をれんげですくい、蘸水にくぐらせて飯とともに食べる。豆花そのものは淡く、たれの辣さと豆の甘みが交互にくる。安くて腹が満ちる、重慶・四川の食堂の定番めし。辣さはたれの量で自分で加減する。最寄 磁器口駅価格 12〜20元 / 1食
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