大唐不夜城ルート

西安 · 大唐不夜城ルート

大唐不夜城ルート

大雁塔の南に、唐風の楼閣と灯りが連なる夜の歩行街が伸びる。日が落ちると屋台の煙が上がり、烤鱿鱼、烤冷麺、酸辣粉、冰糖葫芦が通りを埋める。歴史ある甘味というより、賑わいの中で食べる夜食の道だ。古い都の景色の下で、熱いものを手に持って歩く。

🚇 地下鉄3・4号線「大雁塔」駅から徒歩5分🚶 徒歩 約105分🍽 一皿 6

唐風の灯りと夜の屋台

大唐不夜城は、唐代の長安を模した楼閣と広い歩行街からなる夜の景観地だ。日が落ちて灯りがともると、通り沿いに屋台が並び、煙と匂いが人の流れに混ざる。回民街や永興坊が土地の伝統料理を軸にするのに対し、ここは夜市の賑わいそのものが主役だ。烤鱿鱼の炭の匂い、鉄板で焼く烤冷麺のたれの香り、冰糖葫芦の赤い列。全国の夜市で見かける食べ物が、唐風の建物を背景に並ぶ。歴史の重みよりも、夜の空気と灯りの下で軽く食べ歩く楽しさが前に出る。人の波は大きいので、流れに乗って歩きながら、気になった屋台で足を止めるのがよい。

夜市の食べ方

夜市の食べ物は、一皿が小さく、味が濃く、手早いのが特徴だ。だから一店で満腹にするより、少量を数多く、歩きながら味を変えていくのが向く。まず烤鱿鱼や烤冷麺のような焼き物で口を温め、酸辣粉のような汁もので一度落ち着き、冰糖葫芦や桂花糕の甘味で締める。辣いものが続くので、冰峰汽水のような冷たい飲み物を挟むと、味が整い歩き続けられる。屋台は現金だけの所も、コード決済のみの所もある。作り置きせず注文ごとに焼く店を選べば、熱いうちに食べられる。値段は小さいが、次々に頼むと積み重なるので、食べたいものを先に決めておくと迷いが少ない。

このルートの歩き方

地下鉄「大雁塔」駅で降り、大慈恩寺と大雁塔を北に望みながら、南へ伸びる大唐不夜城の歩行街に入る。日暮れ前に着けば、灯りがともる瞬間から夜市の立ち上がりを見られる。まず烤鱿鱼で一つ目を温め、通りを下りながら冰糖葫芦を手に、酸辣粉のある小店で一度腰を落ち着ける。烤冷麺を歩きながら分け合い、冰峰汽水で口を整えたら、締めに桂花糕を大慈恩寺の側で。中央広場では夜に音楽噴水が上がり、人が集まるので、時間を確かめて立ち寄ってもよい。全体で2時間ほどだが、週末や連休は人出が非常に多い。貴重品に気を配りつつ、灯りと煙のあいだをゆっくり歩き抜けたい。

ルートマップ

大雁塔 → 大唐不夜城 → 大慈恩寺 → 音楽噴水(歩く順) · 番号は下の一皿と対応

大唐不夜城歩行街慈恩路雁塔南路貞観路開元路🗼大雁塔🛕大慈恩寺音楽噴水1烤鱿鱼2冰糖葫芦3酸辣粉4烤冷麺5冰峰汽水6桂花糕

このルートの一皿(6)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

1夜市の烤鱿鱼露店×烤鱿鱼開いた鱿鱼を長い串に刺し、鉄板か網の上で押しつけながら焼く。表面が縮んで反り、刷毛で辣醤とクミンを塗り重ねると、焦げと香辛料の匂いが夜の広場に広がる。仕上げに白ゴマと唐辛子粉を振る。噛むと弾力があり、辣と鱿鱼の甘みが交互に来る。熱いうちに串のまま食べる。唐風の灯りの下、屋台の煙が列の目印になり、夜の一つ目に向く。最寄 大唐不夜城歩行街価格 12〜22元 / 12–22 CNY 2甘味冰糖葫芦の売り子×冰糖葫芦山査子(さんざし)を串に刺し、溶かした氷砂糖にくぐらせて冷ますと、飴が薄く固まり透き通る。夜の空気で飴はすぐに割れるほど硬くなり、噛むとぱりんと音がして、内側の山査子の酸味が一気に広がる。甘い飴と酸っぱい実が交互に来て、口の中でほどける。近ごろは苺やみかんを使うものも並ぶ。串を立てて売る屋台が、灯りの下で赤く光る。最寄 大唐不夜城歩行街価格 8〜15元 / 8–15 CNY 3酸辣粉の小店×酸辣粉さつまいも澱粉の透明な太麺を茹で、酢と辣油、ラー油、ニンニク、砕いた落花生を張った赤い汁に沈める。仕上げに香菜と揚げた大豆、葱を散らす。麺はつるりと重く、噛むと弾む。酸味が先に立ち、辣が追い、落花生の香ばしさが底に残る。汁は熱く、夜の冷えに染みる。啜ると汁が跳ねやすいので、屋台の縁で腰を落ち着けて食べるのがよい。最寄 慈恩路付近価格 10〜16元 / 10–16 CNY 4烤冷麺の鉄板屋台×烤冷麺薄い一枚の冷麺を熱した鉄板に広げ、卵を割り落として麺と一体に焼き固める。裏返し、甜麺醤や辣醤を刷毛で塗り、葱と香菜、時にソーセージを載せて巻き上げる。表面は少し焦げて香ばしく、中はもちりと柔らかい。甘辛いたれと卵のこくが絡み、一口ごとに端から食べ進める。鉄板のへらの音とたれの匂いが、夜の屋台の目印になる。歩きながら熱いうちに。最寄 大唐不夜城歩行街価格 8〜14元 / 8–14 CNY 5冰峰の売店×冰峰汽水みかん色の甘い炭酸で、西安では古くから親しまれる地元の飲み物。冷えた瓶をその場で開けると、細かい泡が立ちのぼる。甘さははっきりしているが後を引かず、辣い料理のあとの口を洗い流す。地元では涼皮や肉夾饃と合わせて「三秦セット」のように飲む習わしもある。夜の広場を歩きながら、瓶を手に持って飲むのに向く。ガラス瓶が灯りを映す。最寄 大唐不夜城歩行街価格 1本3〜6元 / 3–6 CNY 6甘味桂花糕の甘味屋台×桂花糕米粉と砂糖を蒸して固め、金木犀の花を混ぜた白く四角い糕。切り分けると断面に小さな花の粒が散り、甘い香りが立つ。口に入れるとほろりと崩れ、米の淡い甘さのあとに桂花の香りが鼻へ抜ける。冷たくも常温でも食べられ、辣い夜食のあとの締めに向く。派手さはないが、唐風の街並みの下で食べると、古い都の甘味を思わせる。小さく切って一つずつ。最寄 大慈恩寺付近価格 6〜12元 / 6–12 CNY
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