東京 · 築地場外ルート
築地場外市場 朝めしルート
豊洲移転後も残る、築地場外市場の朝メシルート。玉子焼きから海鮮丼、きつねやのホルモン丼、締めの茂助だんごまで。市場の街の一皿を、早い時間に店ごとに辿る。
築地場外市場とはどんな場所か
築地は、長らく東京の台所だった卸売市場の街です。市場そのもの(場内)は2018年に豊洲へ移りましたが、その外側に広がっていた商店と飲食の一帯——場外市場——は、そのまま築地に残りました。乾物屋、刃物屋、鰹節屋が並ぶあいだに、玉子焼きや海鮮丼、ホルモン丼の店が混じり、料理人と観光客が朝から肩を並べます。ここは基本的に「朝の街」。多くの店が朝5時前後から開き、昼過ぎには店じまいを始めます。だから築地の食べ歩きは、朝いちばんに動くほど、いい思いができます。
朝の市場メシ
築地の名物は、まず玉子焼き。出汁をたっぷり含んだ厚焼きを、熱いまま食べさせます。そして海鮮丼——まぐろ、うに、いくら、貝を、その日の入りで盛った一杯は、市場の街ならではの贅沢です。魚だけではありません。味噌で何時間も煮込んだ牛モツをのせたホルモン丼、鶏問屋直営の親子丼といった「市場で働く人の腹を満たしてきた」がっつり系も揃います。甘味は、鮪の形に焼いた今川焼き「まぐろやき」や、搗きたての団子。塩気の強い一皿のあいだに、甘いものを挟んで歩きます。
このルートの歩き方
起点は地下鉄の築地駅。場外市場へ入ったら、まずは軽いものから。山長の串玉子焼きや、さのきやのまぐろやきを歩きながら一つ。玉子焼きをじっくり味わうなら、丸武で切ってもらうのもいい。腹が据わってきたら、きつねやのホルモン丼か鳥藤の親子丼で、市場の朝メシらしく飯をかき込みます。築地の本命・海鮮丼(虎杖など)は、朝の入りがいちばんいい時間に。締めは茂助だんご。全体は徒歩90分ほどですが、要は「早い時間に、少しずつ何軒も」。これが築地の正しい回り方です。
食べ歩きの見どころ
玉子焼きは築地の看板です。山長は串に刺した食べ歩き向き、丸武は厚く焼いた一本を切って出す名店で、甘くて出汁が濃い。さのきやのまぐろやきは、あんこ(本鮪)と求肥+あんこ(中とろ)の二種類があり、築地らしい遊び心。がっつり系では、きつねやのホルモン丼——味噌で煮込んだモツを飯にのせ、汗をかきながらかき込む一杯。そして海鮮丼は、やはり築地の本命。締めの茂助だんごは、つぶ餡ときな粉の二種で、濃い一日の口直しにちょうどいい。
訪れる前に
築地の店は朝が命です。多くが朝5時前後から昼過ぎまでの営業で、水曜・日曜・祝日は休む店が多いので、行く前に必ず曜日と時間を確認してください。人気の海鮮丼や玉子焼きは、朝のうちに行列ができます。支払いは現金のみの店も残っているので、小銭を用意しておくと安心。通路は狭く、仕入れの人や台車が通るので、立ち止まる位置に気をつけて。なお、まぐろのセリや場内の見学は豊洲市場へ移っています。築地は「場外の食べ歩き」と割り切って回るのがおすすめです。
ルートマップ
築地駅 → 場外市場(朝5〜13時・水日休みが多い) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(7)
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