築地場外市場 朝めしルート

東京 · 築地場外ルート

築地場外市場 朝めしルート

豊洲移転後も残る、築地場外市場の朝メシルート。玉子焼きから海鮮丼、きつねやのホルモン丼、締めの茂助だんごまで。市場の街の一皿を、早い時間に店ごとに辿る。

🚇 日比谷線 築地駅/大江戸線 築地市場駅🚶 徒歩 約90分🍽 一皿 7

築地場外市場とはどんな場所か

築地は、長らく東京の台所だった卸売市場の街です。市場そのもの(場内)は2018年に豊洲へ移りましたが、その外側に広がっていた商店と飲食の一帯——場外市場——は、そのまま築地に残りました。乾物屋、刃物屋、鰹節屋が並ぶあいだに、玉子焼きや海鮮丼、ホルモン丼の店が混じり、料理人と観光客が朝から肩を並べます。ここは基本的に「朝の街」。多くの店が朝5時前後から開き、昼過ぎには店じまいを始めます。だから築地の食べ歩きは、朝いちばんに動くほど、いい思いができます。

朝の市場メシ

築地の名物は、まず玉子焼き。出汁をたっぷり含んだ厚焼きを、熱いまま食べさせます。そして海鮮丼——まぐろ、うに、いくら、貝を、その日の入りで盛った一杯は、市場の街ならではの贅沢です。魚だけではありません。味噌で何時間も煮込んだ牛モツをのせたホルモン丼、鶏問屋直営の親子丼といった「市場で働く人の腹を満たしてきた」がっつり系も揃います。甘味は、鮪の形に焼いた今川焼き「まぐろやき」や、搗きたての団子。塩気の強い一皿のあいだに、甘いものを挟んで歩きます。

このルートの歩き方

起点は地下鉄の築地駅。場外市場へ入ったら、まずは軽いものから。山長の串玉子焼きや、さのきやのまぐろやきを歩きながら一つ。玉子焼きをじっくり味わうなら、丸武で切ってもらうのもいい。腹が据わってきたら、きつねやのホルモン丼か鳥藤の親子丼で、市場の朝メシらしく飯をかき込みます。築地の本命・海鮮丼(虎杖など)は、朝の入りがいちばんいい時間に。締めは茂助だんご。全体は徒歩90分ほどですが、要は「早い時間に、少しずつ何軒も」。これが築地の正しい回り方です。

食べ歩きの見どころ

玉子焼きは築地の看板です。山長は串に刺した食べ歩き向き、丸武は厚く焼いた一本を切って出す名店で、甘くて出汁が濃い。さのきやのまぐろやきは、あんこ(本鮪)と求肥+あんこ(中とろ)の二種類があり、築地らしい遊び心。がっつり系では、きつねやのホルモン丼——味噌で煮込んだモツを飯にのせ、汗をかきながらかき込む一杯。そして海鮮丼は、やはり築地の本命。締めの茂助だんごは、つぶ餡ときな粉の二種で、濃い一日の口直しにちょうどいい。

訪れる前に

築地の店は朝が命です。多くが朝5時前後から昼過ぎまでの営業で、水曜・日曜・祝日は休む店が多いので、行く前に必ず曜日と時間を確認してください。人気の海鮮丼や玉子焼きは、朝のうちに行列ができます。支払いは現金のみの店も残っているので、小銭を用意しておくと安心。通路は狭く、仕入れの人や台車が通るので、立ち止まる位置に気をつけて。なお、まぐろのセリや場内の見学は豊洲市場へ移っています。築地は「場外の食べ歩き」と割り切って回るのがおすすめです。

ルートマップ

築地駅 → 場外市場(朝5〜13時・水日休みが多い) · 番号は下の一皿と対応

新大橋通りもんぜき通り波除通り晴海通り築地川🚇築地駅⛩️波除神社🏯築地本願寺1串玉子焼き2玉子焼き3まぐろやき4ホルモン丼5親子丼6海鮮丼7だんご

このルートの一皿(7)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

山長 串玉子焼き1小吃山長×串玉子焼き出汁をたっぷり含んだ厚焼き玉子を、串に刺して熱いまま渡してくれる。甘くて出汁が効いていて、ひと口で市場の朝が始まる。1本100円ほどなので、まず一本つまんで歩き出すのが築地の作法。焼きたては湯気が立つ。最寄 築地4丁目(築地駅)価格 1本 100円前後 丸武 玉子焼き2小吃丸武×玉子焼き同じ玉子焼きでも、こちらは厚く焼き上げた一本を切って出す名店。山長の串が食べ歩きなら、丸武は座ってじっくり、あるいは一本まるごと土産にする方。ふわりと甘く、冷めても味が落ちない。丁寧な仕事の玉子焼き。最寄 築地4-10-10(築地駅)価格 1切れ 100円〜 さのきや まぐろやき3甘味さのきや×まぐろやき築地らしく、鮪の形に焼いた今川焼き。中身は本鮪(あんこ)と中とろ(求肥+あんこ)の二種類で、魚は入っていない——形の遊び。パリッと焼いた皮に温かい餡。市場の甘いものとして、子どもにも土産にも喜ばれる。最寄 築地4丁目(築地駅)価格 1個 200円前後 きつねや ホルモン丼4きつねや×ホルモン丼味噌で何時間も煮込んだ牛モツを、飯にのせて汗をかきながらかき込む。朝から立ち食いの客が路上まで並び、大鍋からもうもうと湯気が上がる。甘辛くて濃く、これで一日が始まる人が市場にはいる。冬は特に効く。最寄 築地4-9-12(築地駅)価格 ホルモン丼 900円前後 鳥藤 親子丼5鳥藤×親子丼鶏問屋が直営する食事処。卸している地鶏をそのまま使うので、身は締まり、半熟の卵が濃い。市場の海鮮に挟まって、あえて鶏で一杯というのが通の選び方。座って温かい丼を食べると、歩き疲れがほどける。最寄 築地4-8-6(築地駅)価格 親子丼 1,000円台 築地虎杖 海鮮丼6築地虎杖×海鮮丼市場の海鮮を、そのまま丼に盛った築地の本命。まぐろ、うに、いくら、貝——その日の入りで変わる。値は張るが、産地から近い分ネタが違う。うに丼にするか、全部乗せの海鮮丼にするかで、少し悩むのが楽しい。座って食べる。最寄 築地場外市場(築地駅)価格 海鮮丼 2,000円前後〜 茂助だんご だんご7甘味茂助だんご×だんごつぶ餡ときな粉の二種。餅は搗きたてで、歯にくっつく手前でほどける柔らかさ。海鮮とホルモンで濃くなった口を、甘さと素朴さで一度リセットする、締めの一皿。市場で働く人が昔から茶うけにしてきた味。座敷もある。最寄 築地場外市場(築地駅)価格 1本 100円台
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