シンガポール · リトルインディアルート
リトルインディアルート
香辛料と花輪の匂いが立ちこめる、シンガポールのリトルインディア。テッカ・センターのビリヤニと魚頭カレー、鉄板のロティ・プラタ、発酵生地のトーサイ、引っ張って泡立てるテ・タレ。南インドの食を、店ごとに辿る。菜食の食堂から、頭を囲むカレーまで。
リトルインディアとはどんな場所か
リトルインディアは、シンガポールのインド系住民の暮らしと信仰の中心地です。セランゴン通りを軸に、香辛料や金物、色鮮やかな布や花輪を売る店が連なり、街全体に線香とスパイスの匂いが漂います。ヒンドゥー寺院の極彩色の塔門が通りの目印になり、祭りの時期には街が灯りと音楽で埋まる。その中心にあるのがテッカ・センターで、一階の食堂街ではビリヤニやカレー、トーサイが終日供されます。観光地というより、いまも生活が息づく、南インドの一角がそのままここにある場所です。
テッカ・センターで何を食べるか
この街の食の軸は、南インドの香辛料料理です。サフランと肉で炊いたビリヤニ、真っ赤な汁で頭を煮込むフィッシュヘッドカレー、発酵生地を薄く焼くトーサイ、空中で伸ばして焼くロティ・プラタ。飲みものは、引っ張って泡立てる甘いテ・タレ。菜食(ベジタリアン)の食堂が多く、肉を使わない一皿も豊富です。一方で、中国系の麺をインド風に仕立てたミー・ゴレンのような混交料理も生まれました。テッカ・センターの食堂街に立てば、炊いた米と香辛料、揚げ物の匂いが一度に押し寄せる。手か匙で食べる、香りの濃い一角です。
このルートの歩き方
地下鉄リトルインディア駅を起点に、まずテッカ・センターへ。一階の食堂街でアラウディンズのビリヤニを一皿、あるいは魚頭カレーを数人で囲みます。そこからセランゴン通りやレースコース通りを歩き、ロティ・プラタやトーサイの専門店へ。合間に甘いテ・タレで一息つく。香辛料の強い料理が続くので、辛いのが苦手なら菜食のトーサイやプラタで調整すると楽です。多くの店が朝早くから深夜まで開け、朝食にも向きます。豚を使わないハラルや菜食の店が多いのも特徴。現金が確実ですが、カードやQR決済も広がっています。祭りの時期は特に混むので、時間に余裕をもって。
ルートマップ
リトルインディア駅 → テッカ・センター → セランゴン通り(香辛料の界隈) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
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