重慶 · 解放碑ルート
解放碑ルート
较场口から解放碑まで、火鍋と小面の中心街を歩く。牛脂の赤い鍋に始まり、八一好吃街で酸辣粉・抄手・小湯圓と小吃を渡り歩き、豌雑麺と江湖菜まで——重慶の辣と痺れを、店名とセットで一皿ずつ。
解放碑とはどんな場所か
解放碑は、重慶の旧市街(渝中半島)の中心に立つ記念碑で、正式には「人民解放記念碑」といいます。もとは抗戦の時期に建てられた塔で、いまはその周りに百貨店や商業ビルが林立する、重慶いちばんの繁華街の代名詞になっています。碑を中心に歩行者天国が広がり、その一角に八一路好吃街——百メートルほどの通りに小吃が密集する食べ歩きの中心地——があります。重慶は「山城」と呼ばれるとおり坂と階段の街で、解放碑周辺も平らに見えて、一本裏に入ると急な坂や高低差が現れます。地図上の距離は短くても、上り下りで思ったより歩くので、歩きやすい靴が要ります。このルートは、地下鉄の集まる较场口を起点に、好吃街を抜けて解放碑へ上がる組み方です。
重慶の辣と痺れ——火鍋と小面
重慶の食を貫くのは、唐辛子の「辣(ラー=辛さ)」と花椒の「麻(マー=痺れ)」です。二つが合わさった「麻辣」が、この街の味の芯にあります。その頂点が重慶火鍋——牛脂(牛油)をたっぷり使った真っ赤なスープで、成都の火鍋よりこってりと重く、辣さも強いのが特徴。毛肚(センマイ)や鴨腸を数秒だけくぐらせ、油碟(ごま油だれ)で辣さを和らげて食べます。もう一つの主役が「小面(シャオミエン)」。鹹水を使ったコシのある麺に辣油と花椒をきかせた、重慶の朝食を代表する一杯で、豌豆と雑醤をのせた豌雑麺がその定番です。火鍋は座って囲む「非日常」、小面は立ち食いの「日常」。この二つを知れば、解放碑の食が見えてきます。
このルートの歩き方
起点は軌道交通1・2号線の较场口。まずは近くの珮姐老火鍋で、重慶火鍋の赤い鍋を体験します。人気店で待つことが多いので、開店直後か、時間をずらすのが賢いやり方。鍋のあとは八一路好吃街へ入り、好又来酸辣粉・老麻抄手・山城小湯圓と小吃を少しずつ。豌雑麺で腹を落ち着けたいなら、青年路の花市豌雑麺に寄ります。辣が続いたら涼蝦や小湯圓で口を冷まし、江湖菜の辣子鶏を数人で囲むのもいい。最後は解放碑まで上がって、繁華街の景色で締め。火鍋と江湖菜は座って、小面と酸辣粉と甘味は歩きながら、と切り替えるのがコツです。全体で徒歩二〜三時間、辣さは各店で調整できるので、無理せず頼んでください。
ルートマップ
较场口 → 八一好吃街 → 解放碑(火鍋と小面の中心街) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
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