玉林ルート

成都 · 玉林ルート

玉林ルート

観光地から離れた地元の街・玉林で、串串と火鍋、蒼蠅館子の一皿を歩く。康二姐串串香に始まり、成都火鍋と双流老媽兔頭を囲み、甘記肥腸粉・担担面・涼糕で締める——成都の日常の味を、店名とセットで一皿ずつ。

🚇 地下鉄3号線 倪家橋駅🚶 徒歩 約150分🍽 一皿 6

玉林とはどんな場所か

玉林は、成都中心部の南に広がる、観光地ではない住宅と飲食の街区です。1980年代に開発された比較的新しい地区で、低層の団地と、その一階に並ぶ食堂・串串・火鍋・小さな酒場が、地元の暮らしの舞台になっています。歌手・趙雷の「成都」に歌われた「玉林路の外れ」で名が広まりましたが、街そのものは飾らない日常の顔のまま。夜になると路上に卓が出て、ビールと串串の賑わいが遅くまで続きます。旅行者向けに整えられていない、成都の素の食が残る場所です。

蒼蠅館子と串串——地元の日常

成都には「蒼蠅館子(ハエの止まる店)」という言葉があります。狭くて古く、見た目は冴えないが、味は確かで安い——そんな地元密着の食堂を、親しみを込めてこう呼びます。玉林は、その蒼蠅館子や串串・火鍋が集まる代表的な界隈です。串串香は火鍋の具を串に刺した気軽な形で、一本いくらで自分のペースで食べられる。成都の火鍋は重慶より牛脂が軽く、花椒の香りを楽しむ方向です。兔頭や肥腸粉のような、他所では珍しい一皿も、ここでは日常の味。飾らない店で、地元の食のリズムに身を置くのが、この街の楽しみ方です。

このルートの歩き方

起点は地下鉄3号線の倪家橋駅。玉林は夜が本番なので、夕方以降に訪れるのがおすすめです。まず康二姐串串香で串を軽くつまみ、腹が据わったら成都火鍋を数人で囲む。火鍋は鴛鴦鍋にすれば辣くない側も選べ、初めてでも安心です。合間に双流老媽兔頭をビールとともにじっくり。締めは朝から昼向きですが、甘記肥腸粉や担担面で麺を一杯、涼糕で口を冷ますと落ち着きます。火鍋と串串は座って、兔頭や麺は店ごとに——と切り替えるのがコツ。全体で徒歩二〜三時間、辣さは各店で加減できます。人気店や週末は待つ前提で、時間をずらすか早めの来店を。営業時間は変動があるため、現地で確かめてください。

ルートマップ

倪家橋駅 → 玉林路 → 玉林西路(地元の串串・火鍋・居酒屋街) · 番号は下の一皿と対応

玉林路玉林西路玉林南路玉林東路玉潔巷芳草街🍢玉林串串🍲玉林火鍋🚇倪家橋駅1串串香2成都火鍋(鴛鴦鍋)3麻辣兔頭4肥腸粉5担担面6涼糕

このルートの一皿(6)

タップすると各店・各一皿の詳細へ

1小吃康二姐串串香×串串香火鍋の具を一本ずつ竹串に刺し、冷蔵ケースから好きな串を取って赤い鍋で茹でる、成都の日常的な火鍋。牛肉・鴨腸・湯葉・レンコン・うずら卵と種類が多く、会計は食べ終えた串の本数で決まる。成都の鍋は重慶より牛脂が軽く、花椒の香りと辣さのバランスが取れているのが持ち味。最寄 倪家橋駅価格 40〜70元 / 1人 2蜀九香火鍋(玉林店)×成都火鍋(鴛鴦鍋)唐辛子と花椒を効かせた赤いスープに具をくぐらせて食べる、成都の火鍋。真ん中で仕切った鴛鴦鍋なら、辣い紅湯と辣くない清湯を半分ずつ選べる。成都の紅湯は重慶ほど牛脂が重くなく、花椒の香りと層のある辣さが持ち味。毛肚や鴨腸は数秒、野菜や湯葉はじっくり。油碟で辣さを和らげる。最寄 倪家橋駅価格 90〜140元 / 1人 3双流老媽兔頭×麻辣兔頭兎の頭を、辣油と花椒・香辛料のきいた汁でじっくり煮込んだ、成都近郊・双流発祥の名物。見た目に驚くが、頬肉や舌はほろりと柔らかく、骨の隙間の肉を手でしゃぶるように食べる。麻辣(辣と痺れ)のほか、五香(甘めの香辛料)味もある。手が汚れるので、ビールとともにじっくり向き合う一品。最寄 倪家橋駅価格 10〜18元 / 1個 4甘記肥腸粉×肥腸粉さつまいものデンプンで作ったつるりとした粉(春雨状の太麺)を、辣くて酸味のきいた赤いスープに沈め、下処理した肥腸(豚の大腸)をのせる。腸は臭みなく柔らかく煮えており、麺はコシがある。「節子(フエ・鍋巴)」という揚げた餅を添えるのが成都流で、汁を吸わせて食べる。朝から昼にかけての一杯。最寄 倪家橋駅価格 12〜20元 / 1碗 5担担面の店×担担面細い麺に、炒めた豚そぼろ(肉臊)と芽菜(漬け菜)、辣油と花椒、芝麻醤を合わせた汁なし麺。碗の底のたれをよく混ぜてから啜る。ひと口目に芝麻の香ばしさ、続いて辣さと花椒の痺れ、芽菜の塩気が重なる。一碗は小ぶりで、もとは天秤棒(担)で担いで売り歩いたことが名の由来。最寄 倪家橋駅価格 10〜16元 / 1碗 6甘味涼糕の店×涼糕米を挽いて練り、冷やし固めた白いプリン状の糕に、紅糖の蜜をたっぷりかける。ひんやりとして、つるりと崩れ、甘さは紅糖のこくだけ。辣いものを食べ続けたあとの口を、静かに冷ましてくれる。氷粉より密度があり、もっちりと重い。夏の成都で、串や火鍋の締めに欠かせない冷たい甘味。最寄 倪家橋駅価格 6〜10元 / 1碗
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