成都 · 寛窄巷子ルート
寛窄巷子ルート
清代の街区が残る寛窄巷子で、茶館と老舗小吃を歩く。盖碗茶を一杯すすってから、龍抄手・鐘水餃・甜水面と老字号の味を渡り歩き、夫妻肺片と陳麻婆豆腐で締める——成都の古い味を、店名とセットで一皿ずつ。
寛窄巷子とはどんな場所か
寛窄巷子は、成都の中心近くに残る清代の街区で、寛巷子・窄巷子・井巷子という三本の平行した路地からなります。もとは清の駐屯兵とその家族が暮らした地区で、四合院(中庭を囲む伝統家屋)の街並みが今に残ります。整備されて観光地になった一方、茶館・小吃店・カフェが軒を連ね、成都の「慢生活(のんびりした暮らし)」を象徴する場所として知られています。灰色の煉瓦塀と木の門、その奥から漂う茶と辣油の匂いが、この街区の空気です。
茶館と老字号——止まって味わう食
寛窄巷子の食は、歩き食いよりも「座って、止まって味わう」性格を持ちます。その中心が茶館です。竹椅子に腰かけ、盖碗茶を一杯注文すれば、湯を足しながら午後をまるごと過ごせる。成都が「慢」の街と呼ばれるゆえんが、この一杯に凝縮しています。もう一つの軸が老字号(老舗)——龍抄手・鐘水餃・夫妻肺片・陳麻婆豆腐といった、清末から続く名店の味です。いずれも成都で生まれ、いまや中国じゅうに広まった料理を、その発祥の街で食べられるのが、このルートの値打ちです。
このルートの歩き方
起点は地下鉄2号線の通惠門駅。まずは茶館に入り、盖碗茶で成都のペースに体を合わせるのがこのルートの流儀です。より地元らしい茶館を望むなら、近くの人民公園にある鶴鳴茶社まで足を延ばすのもいい。腹が減ったら、龍抄手や鐘水餃で老字号の小吃を少しずつ。甜水面で甘辣さを味わい、夫妻肺片を前菜に、締めは陳麻婆豆腐を白飯とともに。小吃は座って食べる店が多いので、茶館→小吃→食事とゆっくり切り替えるのがコツです。全体で徒歩九十分ほど、辣さは各店で加減できます。営業時間は変動があるため、現地で確かめてください。
ルートマップ
通惠門駅 → 寛巷子 → 窄巷子 → 井巷子(清代の街区・茶館と小吃) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(6)
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