東京 · 谷中銀座ルート
谷中銀座 下町ルート
戦災を免れた下町・谷根千の食べ歩き。夕やけだんだんを降りて谷中銀座へ、メンチ・コロッケから天然氷のかき氷、締めは古民家喫茶のたまごサンドまで。猫の街の一皿をのんびり辿る。
谷中とはどんな場所か
谷中は、台東区の北のはずれ、「谷根千(やねせん)」——谷中・根津・千駄木——と呼ばれる一帯の中心です。この界隈は関東大震災や戦災の被害が比較的小さく、古い木造の家並みや寺町、細い路地が今も残っています。人が多く暮らし、猫がのんびり歩く、静かな下町。象徴が「夕やけだんだん」という階段で、その上に立つと、谷中銀座という昔ながらの商店街が坂の下へまっすぐのびているのが見えます。浅草の華やかさとも、築地の慌ただしさとも違う、ゆっくり歩きながらつまむための街です。
下町の惣菜と、古い喫茶
谷中の食べ歩きの中心は、谷中銀座の惣菜です。肉屋や惣菜屋が店先で揚げるメンチカツやコロッケを、1個ずつ手渡しで。日暮里駅前には器からはみ出すげそ天の立ち食いそばがあり、腹の土台になります。甘いものも充実していて、天然氷のかき氷、大正元年から続く甘味屋のアイス最中、猫のしっぽに見立てた焼きドーナツと、この街ならではの一品が並びます。締めは古民家を使った喫茶店で、厚焼き玉子のふわふわなたまごサンドを。揚げ物と甘味と珈琲が、静かな下町の通りに同居しています。
このルートの歩き方
起点は日暮里駅。北口を出てすぐの一由そばで、名物のげそ天そばを立ち食いして腹の底を作ります。少し歩くと「夕やけだんだん」。階段を降りると谷中銀座で、肉のサトーのメンチや惣菜店のコロッケを揚げたてで一つ二つ。やなかしっぽやの焼きドーナツをかじりながら、通りを南へ。暑い時期ならひみつ堂のかき氷は外せません。上野桜木のほうへ抜けたら、芋甚のアイス最中や、カヤバ珈琲のたまごサンドで一息。全体で徒歩2時間ほど、坂と階段の多い街なので、のんびり歩くのが向いています。
食べ歩きの見どころ
まず揚げ物。肉のサトーはA5ランクの和牛を使ったメンチカツを、揚げたてで一個ずつ渡してくれます。惣菜店のコロッケは1個100円ほどで、その隣に立って食べるのが下町流。日暮里の一由そばは、器からはみ出す巨大なげそ天が名物です。甘味では、天然氷を削った驚くほど軽いひみつ堂のかき氷、大正元年から続く芋甚のアイス最中。猫の街らしい「猫のしっぽ」の焼きドーナツも、写真に映えます。締めのカヤバ珈琲は、古い建物のなかで、ふわふわのたまごサンドと珈琲を。
訪れる前に
谷中は暮らしの街でもあります。谷中銀座の各店は月曜休みが多く、かき氷のひみつ堂や人気の喫茶は、季節や時間帯によって長い行列ができます。混雑を避けたいなら平日の午前がおすすめ。坂と階段(夕やけだんだん)が多いので、歩きやすい靴で。住宅と寺が近い静かな地区なので、食べ歩きのごみは持ち帰り、通りの真ん中で立ち止まらないなど、暮らす人への配慮を忘れずに。営業時間や定休日は変わることがあるので、各店で確認してください。
ルートマップ
日暮里駅 → 夕やけだんだん → 谷中銀座 → 上野桜木(下町の食べ歩き) · 番号は下の一皿と対応
このルートの一皿(7)
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